【緊急】フランスにおける新型コロナウイルスの発生状況(2020年3月13日3時~3月17日2時)
令和2年3月13日
2020年3月17日・2時
【ポイント】
●16日(月)15時点で,仏で新たに1,210人の感染者を確認し,現時点で合計感染者数は6,633人。死者は21増え148人。地域圏毎の感染者は多い順に,パリを首府とするイル・ド・フランス地域圏(1,762人),ストラスブールを首府とするグラン・テスト地域圏(1,543人),リヨンを首府とするオーヴェルニュ・ローヌ・アルプ地域圏(617人),リールを首府とするオー・ド・フランス地域圏(585人)。
●オーヴェルニュ・ローヌ・アルプ地域圏内の感染者数は前日から94人増え,計617人,死者は2人増え計20人。リヨン市を含むローヌ県は28人増え164人,オート・ザヴォア県は11人増えて126人,ドローム県は23人増えて69人,アン県は7人増えて59人,ロワール県は12人増えて76人,オート・ロワール県は2日連続で増加はなく7人,ピュイ・ド・ドーム県は1人増えて20人,アルデッシュ県は5人増えて29人,サヴォア県は4人増えて26人,イゼール県は1人増えて35人,アリエ県は1人増えて5人,カンタル県は1人。
●16日,マクロン大統領はテレビ演説で外出制限を強く求め,規則に違反した場合は罰金を受けること,EU共通の決定により17日から,EU及びシェンゲン圏への入境を閉鎖し,EU域外の国とEU圏内の国の間の渡航を30日間停止するなどの発表(日本人は滞在許可証を所持しているなどの例外を除きフランスへの入国はできない)。
その後,カスタネール内務大臣が各措置の詳細を発表(本文のとおり)。特に厳格な移動制限措置については証明書を取得する必要があるため注意が必要。
●報道によれば(ただし移動制限措置が発表される以前の報道),La Posteは手紙や荷物の配達サービスを継続すると発表。サインが必要な書留郵便は,郵便局員が受取人との接触を避けるため,SMSで受取人の了承をもらった後,郵便受け又はドアの前に郵便物を置くなどの措置が取られる。
●グルノーブル・アルプ・メトロポールは,コロナウイルスで特に影響が大きいホテル事業者への経済支援策として,ホテル税徴収の一時中断を発表。また,カフェ・レストラン関係者への減税措置,中止となったイベントの主催者についても支援する方針。
●報道によれば,イゼール県及びサヴォワ県に電気・ガスを供給しているGEGグループは,感染拡大の中にあってもサービスの継続を保証すると発表。
●17日の航空便について,特にご旅行中の方につきましては,ご自身のフライト情報を改めてご確認願います。邦人の方で新型コロナウイルスの感染・疑いがある旨診断された場合は,リヨン領事事務所までご一報願います。
【本文】
1.マクロン大統領テレビ演説の概要は以下のとおり。
(1)17日正午から,少なくとも15日間,仏国内(本土及び海外領土)において,外出を大きく制限。野外における集会,友人や親族との会合は禁止。1メートルの距離を守り接触を避けた形での買い物,通院,テレワークが困難な場合の通勤,若干の運動といった必要な外出のみを許容。規則に反した者は罰則を受ける。
(2)EU共通の決定により,17日正午から,EU及びシェンゲン圏への入境を閉鎖。EU域外の国とEU域内の国の間の移動を30日間停止。現在EU圏外にいるフランス人の帰国は可能。
(3)市町村議会選第2回投票の延期を決定。
(4)コロナウイルス対策に集中するため,年金改革を含む現在進行中の改革を一時中断する。18日の閣議で,政府が緊急事態に対処し,必要な場合には,危機管理の分野に厳格に限った上で,政令により法律を制定するための法案を提案,19日に議会で審議。
(5)最も被害を受けている地域への支援を実施。患者の集中や病院の飽和に面しているグラン・テスト圏を支援。近日中にアルザス地方に,軍の医療施設を展開することを決定。
(6)経済面に関しては,税金及び社会保険料支払いの延期,銀行の貸し付けの返済期限の繰り延べ,国による3000億ユーロを上限とした保証に言及。危機に瀕する小企業に関しては,税金,社会保険料,水道・電気・ガス代金,賃料支払いも延期。また,部分的失業の拡大,起業家,手工業者,商人のための,国による連帯基金の設立にも言及。
2.カスタネール内務大臣が発表した各措置の詳細は以下のとおり。
(1)移動の最小限の措置
ア 17日(火)12時から15日間(延長可能性あり),厳格な移動制限措置がとられる。基本的には自宅待機であり,イタリアやスペインに倣った封じ込め措置が採られる。
イ 以下の事項については例外と見なされ,事前に証明書を取得しておくことで移動が許可される。
・テレワークが不可能な場合の,自宅から職場への移動(併せて職場を証明する書類が必要)
・許可された近場の商店での必需品の買い物
・医療関係業務のための移動
・子供の保育又は脆弱な人の支援のための移動
・運動(個人で行い,自宅の周囲で,人の集まりを伴わないものに限る)
ウ 10万人の警察と国家憲兵隊が動員され,フランス全土に検問(拠点式,移動式)が設置される。歩行者も含め,移動に際しては,逐一,移動の理由を記載した自筆の証明書(document attestant sur l'honneur le motif de son deplacement)の携帯が義務となる。今晩中に政府のサイトでダウンロードが可能になる証明書のフォーマットには,移動の性質,行き先,理由を記載する。併せて,職場を証明する文書(carte professionnel, certificate de leur employeur)の提示が求められる。
(以下の内務省サイトに明日以降,証明書のフォーマットがダウンロード出来ようになる予定)
https://www.gouvernement.fr/info-coronavirus#xtor=AL-5-%5Binstitutionnel%5D-%5B%5D-%5Bbouton%5D-%5B%5D-%5B%5D-%5B%5D
エ 違反した場合の罰金は現状では38ユーロであるが,近く最大135ユーロにまで上げる予定。
(2)国境関連
ア EU圏への入域
・シェンゲン協定加盟国,EU加盟国と英国の市民のみが入域できることとなる。EU非加盟国民の入域は,滞在許可証を保持している場合や,第三国の保健関係者などのいくつかの例外を除き,認められない。
・他方,商品の入域と出域は継続される。
・EUに入域する絶対的な理由のない第三国の国民の入域は,入域禁止の対象となる。
(2)EU内部における国境
・国境の「完全な閉鎖(fermeture totale)」は行われないが,移動は必要最小限に制限される。
・越境労働者は,居住証明書や雇用証明書の提示によって,日常的に越境することが可能。
・商品の移動の制限は論外である。医療物品や食料等は影響を受けない。
・これらの措置は,均衡がとれたものになり,隣国と適切に調整され,欧州委員会に通知される。
参考:在リヨン領事事務所HP
https://www.lyon.fr.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html
参考:フランス政府新型コロナウイルス関連サイト
https://solidarites-sante.gouv.fr/soins-et-maladies/maladies/maladies-infectieuses/coronavirus/
参考:厚生労働省ホームページ(新型コロナウイルス感染症について)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html
●16日(月)15時点で,仏で新たに1,210人の感染者を確認し,現時点で合計感染者数は6,633人。死者は21増え148人。地域圏毎の感染者は多い順に,パリを首府とするイル・ド・フランス地域圏(1,762人),ストラスブールを首府とするグラン・テスト地域圏(1,543人),リヨンを首府とするオーヴェルニュ・ローヌ・アルプ地域圏(617人),リールを首府とするオー・ド・フランス地域圏(585人)。
●オーヴェルニュ・ローヌ・アルプ地域圏内の感染者数は前日から94人増え,計617人,死者は2人増え計20人。リヨン市を含むローヌ県は28人増え164人,オート・ザヴォア県は11人増えて126人,ドローム県は23人増えて69人,アン県は7人増えて59人,ロワール県は12人増えて76人,オート・ロワール県は2日連続で増加はなく7人,ピュイ・ド・ドーム県は1人増えて20人,アルデッシュ県は5人増えて29人,サヴォア県は4人増えて26人,イゼール県は1人増えて35人,アリエ県は1人増えて5人,カンタル県は1人。
●16日,マクロン大統領はテレビ演説で外出制限を強く求め,規則に違反した場合は罰金を受けること,EU共通の決定により17日から,EU及びシェンゲン圏への入境を閉鎖し,EU域外の国とEU圏内の国の間の渡航を30日間停止するなどの発表(日本人は滞在許可証を所持しているなどの例外を除きフランスへの入国はできない)。
その後,カスタネール内務大臣が各措置の詳細を発表(本文のとおり)。特に厳格な移動制限措置については証明書を取得する必要があるため注意が必要。
●報道によれば(ただし移動制限措置が発表される以前の報道),La Posteは手紙や荷物の配達サービスを継続すると発表。サインが必要な書留郵便は,郵便局員が受取人との接触を避けるため,SMSで受取人の了承をもらった後,郵便受け又はドアの前に郵便物を置くなどの措置が取られる。
●グルノーブル・アルプ・メトロポールは,コロナウイルスで特に影響が大きいホテル事業者への経済支援策として,ホテル税徴収の一時中断を発表。また,カフェ・レストラン関係者への減税措置,中止となったイベントの主催者についても支援する方針。
●報道によれば,イゼール県及びサヴォワ県に電気・ガスを供給しているGEGグループは,感染拡大の中にあってもサービスの継続を保証すると発表。
●17日の航空便について,特にご旅行中の方につきましては,ご自身のフライト情報を改めてご確認願います。邦人の方で新型コロナウイルスの感染・疑いがある旨診断された場合は,リヨン領事事務所までご一報願います。
【本文】
1.マクロン大統領テレビ演説の概要は以下のとおり。
(1)17日正午から,少なくとも15日間,仏国内(本土及び海外領土)において,外出を大きく制限。野外における集会,友人や親族との会合は禁止。1メートルの距離を守り接触を避けた形での買い物,通院,テレワークが困難な場合の通勤,若干の運動といった必要な外出のみを許容。規則に反した者は罰則を受ける。
(2)EU共通の決定により,17日正午から,EU及びシェンゲン圏への入境を閉鎖。EU域外の国とEU域内の国の間の移動を30日間停止。現在EU圏外にいるフランス人の帰国は可能。
(3)市町村議会選第2回投票の延期を決定。
(4)コロナウイルス対策に集中するため,年金改革を含む現在進行中の改革を一時中断する。18日の閣議で,政府が緊急事態に対処し,必要な場合には,危機管理の分野に厳格に限った上で,政令により法律を制定するための法案を提案,19日に議会で審議。
(5)最も被害を受けている地域への支援を実施。患者の集中や病院の飽和に面しているグラン・テスト圏を支援。近日中にアルザス地方に,軍の医療施設を展開することを決定。
(6)経済面に関しては,税金及び社会保険料支払いの延期,銀行の貸し付けの返済期限の繰り延べ,国による3000億ユーロを上限とした保証に言及。危機に瀕する小企業に関しては,税金,社会保険料,水道・電気・ガス代金,賃料支払いも延期。また,部分的失業の拡大,起業家,手工業者,商人のための,国による連帯基金の設立にも言及。
2.カスタネール内務大臣が発表した各措置の詳細は以下のとおり。
(1)移動の最小限の措置
ア 17日(火)12時から15日間(延長可能性あり),厳格な移動制限措置がとられる。基本的には自宅待機であり,イタリアやスペインに倣った封じ込め措置が採られる。
イ 以下の事項については例外と見なされ,事前に証明書を取得しておくことで移動が許可される。
・テレワークが不可能な場合の,自宅から職場への移動(併せて職場を証明する書類が必要)
・許可された近場の商店での必需品の買い物
・医療関係業務のための移動
・子供の保育又は脆弱な人の支援のための移動
・運動(個人で行い,自宅の周囲で,人の集まりを伴わないものに限る)
ウ 10万人の警察と国家憲兵隊が動員され,フランス全土に検問(拠点式,移動式)が設置される。歩行者も含め,移動に際しては,逐一,移動の理由を記載した自筆の証明書(document attestant sur l'honneur le motif de son deplacement)の携帯が義務となる。今晩中に政府のサイトでダウンロードが可能になる証明書のフォーマットには,移動の性質,行き先,理由を記載する。併せて,職場を証明する文書(carte professionnel, certificate de leur employeur)の提示が求められる。
(以下の内務省サイトに明日以降,証明書のフォーマットがダウンロード出来ようになる予定)
https://www.gouvernement.fr/info-coronavirus#xtor=AL-5-%5Binstitutionnel%5D-%5B%5D-%5Bbouton%5D-%5B%5D-%5B%5D-%5B%5D
エ 違反した場合の罰金は現状では38ユーロであるが,近く最大135ユーロにまで上げる予定。
(2)国境関連
ア EU圏への入域
・シェンゲン協定加盟国,EU加盟国と英国の市民のみが入域できることとなる。EU非加盟国民の入域は,滞在許可証を保持している場合や,第三国の保健関係者などのいくつかの例外を除き,認められない。
・他方,商品の入域と出域は継続される。
・EUに入域する絶対的な理由のない第三国の国民の入域は,入域禁止の対象となる。
(2)EU内部における国境
・国境の「完全な閉鎖(fermeture totale)」は行われないが,移動は必要最小限に制限される。
・越境労働者は,居住証明書や雇用証明書の提示によって,日常的に越境することが可能。
・商品の移動の制限は論外である。医療物品や食料等は影響を受けない。
・これらの措置は,均衡がとれたものになり,隣国と適切に調整され,欧州委員会に通知される。
参考:在リヨン領事事務所HP
https://www.lyon.fr.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html
参考:フランス政府新型コロナウイルス関連サイト
https://solidarites-sante.gouv.fr/soins-et-maladies/maladies/maladies-infectieuses/coronavirus/
参考:厚生労働省ホームページ(新型コロナウイルス感染症について)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html
2020年3月16日・9時
●15日(日)15時点で,仏で新たに924人の感染者を確認し,現時点で合計感染者数は5,423人。死者は127人。地域圏毎の感染者は多い順に,ストラスブールを首府とするグラン・テスト地域圏(1,378人),パリを首府とするイル・ド・フランス地域圏(1,209人),リヨンを首府とするオーヴェルニュ・ローヌ・アルプ地域圏(523人),リールを首府とするオー・ド・フランス地域圏(507人)。
●オーヴェルニュ・ローヌ・アルプ地域圏内の感染者数は前日から75人増え,計523人,死者は6人増え計18人。リヨン市を含むローヌ県は13人増え136人,オート・ザヴォア県は23人増え115人,ドローム県は1人増え46人,アン県は9人増え52人,ロワール県は10人増え64人,オート・ロワール県は前日からの増加はなく7人,ピュイ・ド・ドーム県は3人増え19人,アルデッシュ県は4人増え24人,サヴォア県は4人増え22人,イゼール県は5人増え34人,アリエ県は2人増え4人,カンタル県は0人。
●アルデッシュ県庁は、同県においてスーパーマルシェ内の同時間帯における利用客数の上限を100人にすると発表。アリエ県庁は、医療関係者、薬剤師、要介護高齢者施設等の職員の0歳から3歳までの子どもに限り、託児施設を設けると発表。
●リヨンの主要交通機関であるTCLは、バスの乗降扉を中央又は後方に限定し、前方扉を利用しないこととした。また、トラムについては、客の降車ボタン利用による感染を防ぐため、全ての停留所で停車するとのこと。
●イタリアでは過去24時間以内に3,509人の感染を確認、368人が死亡し、感染者数計は約25,000人、死者数計は1,809人。著名建築家のVittorio Gregotti氏が感染により92歳で死亡。
●オランダ政府は学校・託児所、フィットネスクラブ、レストラン等を4月6日まで閉鎖すると発表(医療、警察・消防、交通機関等に従事する者の子どもは学校・託児所が手配される)。
●ドイツ政府は,新型コロナウイルスの感染拡大を阻止するため,オーストリア,スイス,フランス,ルクセンブルク,デンマークとの国境で,暫定的な国境管理を開始する旨発表。具体的には,ドイツへの出入国について「十分に合理的な理由のない者」については,当該出入国を拒否される。ただし,ドイツ国籍者及びドイツの滞在資格を有する外国籍者は再入国可能(感染の疑いの場合でも入国可)。体温測定の措置は実施されない。国境を越える通勤者の出入国は可能(国境通過の必要性が存在することに関する適切な証明書類の携行が推奨される)。国境を越える物流は維持される。
●フランスからの渡航者に対して入国禁止・隔離措置を執る国が増えており,やむを得ず海外渡航する場合には,事前に情報確認の徹底をお願いします。また,邦人の方で新型コロナウイルスの感染・疑いがある旨診断された場合は,領事事務所までご一報願います。
参考:在リヨン領事事務所HP
https://www.lyon.fr.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html
参考:フランス政府新型コロナウイルス関連サイト
https://solidarites-sante.gouv.fr/soins-et-maladies/maladies/maladies-infectieuses/coronavirus/
参考:厚生労働省ホームページ(新型コロナウイルス感染症について)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html
●オーヴェルニュ・ローヌ・アルプ地域圏内の感染者数は前日から75人増え,計523人,死者は6人増え計18人。リヨン市を含むローヌ県は13人増え136人,オート・ザヴォア県は23人増え115人,ドローム県は1人増え46人,アン県は9人増え52人,ロワール県は10人増え64人,オート・ロワール県は前日からの増加はなく7人,ピュイ・ド・ドーム県は3人増え19人,アルデッシュ県は4人増え24人,サヴォア県は4人増え22人,イゼール県は5人増え34人,アリエ県は2人増え4人,カンタル県は0人。
●アルデッシュ県庁は、同県においてスーパーマルシェ内の同時間帯における利用客数の上限を100人にすると発表。アリエ県庁は、医療関係者、薬剤師、要介護高齢者施設等の職員の0歳から3歳までの子どもに限り、託児施設を設けると発表。
●リヨンの主要交通機関であるTCLは、バスの乗降扉を中央又は後方に限定し、前方扉を利用しないこととした。また、トラムについては、客の降車ボタン利用による感染を防ぐため、全ての停留所で停車するとのこと。
●イタリアでは過去24時間以内に3,509人の感染を確認、368人が死亡し、感染者数計は約25,000人、死者数計は1,809人。著名建築家のVittorio Gregotti氏が感染により92歳で死亡。
●オランダ政府は学校・託児所、フィットネスクラブ、レストラン等を4月6日まで閉鎖すると発表(医療、警察・消防、交通機関等に従事する者の子どもは学校・託児所が手配される)。
●ドイツ政府は,新型コロナウイルスの感染拡大を阻止するため,オーストリア,スイス,フランス,ルクセンブルク,デンマークとの国境で,暫定的な国境管理を開始する旨発表。具体的には,ドイツへの出入国について「十分に合理的な理由のない者」については,当該出入国を拒否される。ただし,ドイツ国籍者及びドイツの滞在資格を有する外国籍者は再入国可能(感染の疑いの場合でも入国可)。体温測定の措置は実施されない。国境を越える通勤者の出入国は可能(国境通過の必要性が存在することに関する適切な証明書類の携行が推奨される)。国境を越える物流は維持される。
●フランスからの渡航者に対して入国禁止・隔離措置を執る国が増えており,やむを得ず海外渡航する場合には,事前に情報確認の徹底をお願いします。また,邦人の方で新型コロナウイルスの感染・疑いがある旨診断された場合は,領事事務所までご一報願います。
参考:在リヨン領事事務所HP
https://www.lyon.fr.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html
参考:フランス政府新型コロナウイルス関連サイト
https://solidarites-sante.gouv.fr/soins-et-maladies/maladies/maladies-infectieuses/coronavirus/
参考:厚生労働省ホームページ(新型コロナウイルス感染症について)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html
2020年3月15日・7時
【ポイント】
●14日(土)15時点で,仏で新たに841人の感染者を確認し,現時点で合計感染者数は4,449人。死者は91人(このうち71人が75歳以上)。重篤者は300人で蘇生施設に入っており,半数以上は60歳未満。加速度的な感染拡大を受け,フランス政府はステージ3への引き上げを行った。
地域圏毎の感染者は多い順に,ストラスブールを首府とするグラン・テスト地域圏(1,085人),パリを首府とするイル・ド・フランス地域圏(949人),リールを首府とするオー・ド・フランス地域圏(466人),リヨンを首府とするオーヴェルニュ・ローヌ・アルプ地域圏(454人)。
●オーヴェルニュ・ローヌ・アルプ地域圏内の感染者数は前日から38人増え,計454人,死者12人。地域圏内ではリヨン市を含むローヌ県の感染増加数が最も多く,8人増えて計123人。ローラン・ヴォキエ同地域圏議会議長は,コロナウイルス対策として2000万ユーロを拠出すると発表。リヨン地域の主要交通であるTCLは,間引き運転がなされる。最新状況を各社HP等によりご確認ください。
●14日(土)24時から,新たな指示があるまで,レストラン,カフェ,映画館,ディスコ等が閉鎖される。また,食料品,薬局,ガソリンスタンド,銀行,タバコ・新聞販売所といった国民生活に必須のものを除き,全ての商店が閉鎖される。
●フィリップ首相は移動を少なくし,都市間の移動を避けることを求めた。集まることを最大限避け,家族や友人との会合を制限し,公共交通機関は,職場に物理的に存在することが必須で職場に向かう際のみ利用することを求めた。また,真に必要な買い物,運動,投票等を除いて,外出しないでほしいと述べた。
●クレルモンフェラン大学病院は,14日から入院患者の見舞いのための家族等による病院訪問を許可しないと発表した。
●フランスからの渡航者に対して入国禁止・隔離措置を執る国が増えており,やむを得ず海外渡航する場合には,事前に情報確認の徹底をお願いします。また,邦人の方で新型コロナウイルスの感染・疑いがある旨診断された場合は,領事事務所までご一報願います。
【本文】
1 14日(土)15時時点で,フランスにおける新型コロナウィルスの感染者は4,499人,うち91人死亡と発表され,加速度的な感染拡大を受け,仏政府は,流行状況をステージ3(全土において活発にウイルスが流行している状態)に引き上げた。
2 14日,社会的な距離(distanciation sociale)をとる必要があるとして,フィリップ首相は以下の新たな措置の発表を行い,国民に対し強く協力を要請した。
(1)14日夜24時から,新たな指示まで,人々を受け入れる場所の中で,生活に必須とはいえない全ての場所を閉鎖する。特に,レストラン,カフェ,映画館,ディスコである。宗教施設は閉鎖されないが,集会は延期されなければならない。
(2)食料品,薬局,ガソリンスタンド,銀行,タバコ・新聞販売所といった必須のものを除き,全ての商店も対象となる。
(3)市民の生活に必須の全ての公共サービスは,閉鎖されない。
(4)都市交通も動き続けるが,移動は少なくし,都市間の移動を避けるよう呼びかける。公共交通事業者は,事業計画をこの措置に漸進的に適応させていく。
(5)この措置の実施において,規律を一層発揮してほしい。集まるのを最大限避け,家族や友人との会合を制限し,公共交通機関は,職場に物理的に存在することが必須で職場に向かう際のみ利用するようにすることが必要となる。真に必要な買い物,運動,投票等を除いて,外に出ないでほしい。
3 ヴェラン連帯保健大臣は,イブプロフェンやコルチゾンといった抗炎症薬(anti-inflammatoires)は,感染の悪化の要素になりうる,熱がある場合,パラセタモール(鎮痛解熱薬)を摂取してほしい,既に抗炎症薬を摂取している場合,また,疑念がある場合は,担当の医者に助言を求めて欲しい,とツイッターで呼びかけた。
4 また,連帯保健省のサロモン保健総局長による発言概要は以下のとおり。
(1)フランスは,国レベルでの感染症の初期段階にある。多くの地域において,ウイルスが速いスピードで激しく流行している。この第3フェーズ(全土において活発にウイルスが流行している状態)では,流行の影響を緩和することが必要となる。そのためには,防御措置の強化が必要である。ごく近日中に,この感染症は一般化するかもしれないが,全ては我々の行動にかかっている。一人ひとりの自身の役割に関する意識が,まだ十分でない。まさに今,行動を変える必要がある。
(2)14日時点で,PCR検査で確認された感染は4,500例で,これは72時間で倍増したことを意味する。
(3)最も影響を受けている6つの地域は,コルシカ,グラン=テスト,ブルゴーニュ=フランシュコンテ,オー=ド=フランス,イル=ド=フランス,オーベルニュ=ローヌ=アルプ。重症例は300で,蘇生施設に入っている。高齢者とは限らず,半数以上は60歳未満である。91名が亡くなり,このうち71名が75歳より上である。98%の方は回復している。
(4)行き来しているのは,ウイルスではなく,人である。接触を制限すれば,ウイルスの感染は減少する。頭痛や筋肉の痛み,軽度の熱等の軽度な症状がある場合,すべきことは,家に留まるということである。15番は,重症や,呼吸困難の方の対応のために存在する。必要があれば,かかりつけ医に電話して助言を求めてほしい。
(5)1メートルの距離を取ること,人とのコンタクトを制限すること,といった措置を実行してほしい。高齢者,脆弱な方,70歳以上の方は,自宅で待機し,人を呼ばず,必要最小限の外出に留め,子どもと接触しないでほしい。
(6)重症でない場合,家に1週間待機して回復を待ち,外出せず,コンタクトもせず,必要であればかかりつけ医に電話し,遠隔医療を受けてほしい。同居人や家族も同様に,自宅で待機してほしい。指示なしに抗炎症薬等を摂取せず,薬を飲む前に,かかりつけ医に相談してほしい。症状が悪化し,呼吸に困難を覚えるようになったら,15番に電話してほしい。
(7)医療関係者がマスクを使用できるように,公共精神に基づいた対応を取ってほしい。
参考:在リヨン領事事務所HP
https://www.lyon.fr.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html
参考:フランス政府新型コロナウイルス関連サイト
https://solidarites-sante.gouv.fr/soins-et-maladies/maladies/maladies-infectieuses/coronavirus/
参考:厚生労働省ホームページ(新型コロナウイルス感染症について)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html
●14日(土)15時点で,仏で新たに841人の感染者を確認し,現時点で合計感染者数は4,449人。死者は91人(このうち71人が75歳以上)。重篤者は300人で蘇生施設に入っており,半数以上は60歳未満。加速度的な感染拡大を受け,フランス政府はステージ3への引き上げを行った。
地域圏毎の感染者は多い順に,ストラスブールを首府とするグラン・テスト地域圏(1,085人),パリを首府とするイル・ド・フランス地域圏(949人),リールを首府とするオー・ド・フランス地域圏(466人),リヨンを首府とするオーヴェルニュ・ローヌ・アルプ地域圏(454人)。
●オーヴェルニュ・ローヌ・アルプ地域圏内の感染者数は前日から38人増え,計454人,死者12人。地域圏内ではリヨン市を含むローヌ県の感染増加数が最も多く,8人増えて計123人。ローラン・ヴォキエ同地域圏議会議長は,コロナウイルス対策として2000万ユーロを拠出すると発表。リヨン地域の主要交通であるTCLは,間引き運転がなされる。最新状況を各社HP等によりご確認ください。
●14日(土)24時から,新たな指示があるまで,レストラン,カフェ,映画館,ディスコ等が閉鎖される。また,食料品,薬局,ガソリンスタンド,銀行,タバコ・新聞販売所といった国民生活に必須のものを除き,全ての商店が閉鎖される。
●フィリップ首相は移動を少なくし,都市間の移動を避けることを求めた。集まることを最大限避け,家族や友人との会合を制限し,公共交通機関は,職場に物理的に存在することが必須で職場に向かう際のみ利用することを求めた。また,真に必要な買い物,運動,投票等を除いて,外出しないでほしいと述べた。
●クレルモンフェラン大学病院は,14日から入院患者の見舞いのための家族等による病院訪問を許可しないと発表した。
●フランスからの渡航者に対して入国禁止・隔離措置を執る国が増えており,やむを得ず海外渡航する場合には,事前に情報確認の徹底をお願いします。また,邦人の方で新型コロナウイルスの感染・疑いがある旨診断された場合は,領事事務所までご一報願います。
【本文】
1 14日(土)15時時点で,フランスにおける新型コロナウィルスの感染者は4,499人,うち91人死亡と発表され,加速度的な感染拡大を受け,仏政府は,流行状況をステージ3(全土において活発にウイルスが流行している状態)に引き上げた。
2 14日,社会的な距離(distanciation sociale)をとる必要があるとして,フィリップ首相は以下の新たな措置の発表を行い,国民に対し強く協力を要請した。
(1)14日夜24時から,新たな指示まで,人々を受け入れる場所の中で,生活に必須とはいえない全ての場所を閉鎖する。特に,レストラン,カフェ,映画館,ディスコである。宗教施設は閉鎖されないが,集会は延期されなければならない。
(2)食料品,薬局,ガソリンスタンド,銀行,タバコ・新聞販売所といった必須のものを除き,全ての商店も対象となる。
(3)市民の生活に必須の全ての公共サービスは,閉鎖されない。
(4)都市交通も動き続けるが,移動は少なくし,都市間の移動を避けるよう呼びかける。公共交通事業者は,事業計画をこの措置に漸進的に適応させていく。
(5)この措置の実施において,規律を一層発揮してほしい。集まるのを最大限避け,家族や友人との会合を制限し,公共交通機関は,職場に物理的に存在することが必須で職場に向かう際のみ利用するようにすることが必要となる。真に必要な買い物,運動,投票等を除いて,外に出ないでほしい。
3 ヴェラン連帯保健大臣は,イブプロフェンやコルチゾンといった抗炎症薬(anti-inflammatoires)は,感染の悪化の要素になりうる,熱がある場合,パラセタモール(鎮痛解熱薬)を摂取してほしい,既に抗炎症薬を摂取している場合,また,疑念がある場合は,担当の医者に助言を求めて欲しい,とツイッターで呼びかけた。
4 また,連帯保健省のサロモン保健総局長による発言概要は以下のとおり。
(1)フランスは,国レベルでの感染症の初期段階にある。多くの地域において,ウイルスが速いスピードで激しく流行している。この第3フェーズ(全土において活発にウイルスが流行している状態)では,流行の影響を緩和することが必要となる。そのためには,防御措置の強化が必要である。ごく近日中に,この感染症は一般化するかもしれないが,全ては我々の行動にかかっている。一人ひとりの自身の役割に関する意識が,まだ十分でない。まさに今,行動を変える必要がある。
(2)14日時点で,PCR検査で確認された感染は4,500例で,これは72時間で倍増したことを意味する。
(3)最も影響を受けている6つの地域は,コルシカ,グラン=テスト,ブルゴーニュ=フランシュコンテ,オー=ド=フランス,イル=ド=フランス,オーベルニュ=ローヌ=アルプ。重症例は300で,蘇生施設に入っている。高齢者とは限らず,半数以上は60歳未満である。91名が亡くなり,このうち71名が75歳より上である。98%の方は回復している。
(4)行き来しているのは,ウイルスではなく,人である。接触を制限すれば,ウイルスの感染は減少する。頭痛や筋肉の痛み,軽度の熱等の軽度な症状がある場合,すべきことは,家に留まるということである。15番は,重症や,呼吸困難の方の対応のために存在する。必要があれば,かかりつけ医に電話して助言を求めてほしい。
(5)1メートルの距離を取ること,人とのコンタクトを制限すること,といった措置を実行してほしい。高齢者,脆弱な方,70歳以上の方は,自宅で待機し,人を呼ばず,必要最小限の外出に留め,子どもと接触しないでほしい。
(6)重症でない場合,家に1週間待機して回復を待ち,外出せず,コンタクトもせず,必要であればかかりつけ医に電話し,遠隔医療を受けてほしい。同居人や家族も同様に,自宅で待機してほしい。指示なしに抗炎症薬等を摂取せず,薬を飲む前に,かかりつけ医に相談してほしい。症状が悪化し,呼吸に困難を覚えるようになったら,15番に電話してほしい。
(7)医療関係者がマスクを使用できるように,公共精神に基づいた対応を取ってほしい。
参考:在リヨン領事事務所HP
https://www.lyon.fr.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html
参考:フランス政府新型コロナウイルス関連サイト
https://solidarites-sante.gouv.fr/soins-et-maladies/maladies/maladies-infectieuses/coronavirus/
参考:厚生労働省ホームページ(新型コロナウイルス感染症について)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html
2020年3月13日・21時30分
●13日,仏で新たに785人の感染者を確認し,現時点で合計感染者数は3,661人。死者は79人,重篤者は154人。
●オーヴェルニュ・ローヌ・アルプ地域圏内の感染者数は前日から83人増え,計416人,死者は7人。リヨン市を含むローヌ県は28人増え115人,オート・ザヴォア県は9人増えて92人,ドローム県は9人増えて42人,アン県は8人増えて39人,ロワール県は4人増えて47人,オート・ロワール県は1人増えて6人,ピュイ・ド・ドーム県は2人増えて15人,アルデッシュ県は2人増えて17人,サヴォア県は12人増えて18人,イゼール県は7人増えて23人,アリエ県は1人,カンタル県で初の感染者が確認され1人。
●本日,Pascal Mailhosオーヴェルニュ・ローヌ・アルプ地域圏知事及びJean-Yves Grail同地域圏保健庁長官は記者会見を行い,ここ15日から3週間が流行の山だと述べた。また,患者の85%は症状が軽度とのこと。
●ローヌ県におけるコロナウイルス対応の指定病院であるクロワルッス病院は,3月16日以降に予定されている診察及び入院のうち,急を要しないものは予約日が延期されると発表。対象者は病院から連絡するため,混乱を避けるためにも患者側から病院に連絡しないよう呼びかけた。
●邦人の方で新型コロナウイルスの感染・疑いがある旨診断された場合は,領事事務所までご一報願います。
参考:在リヨン領事事務所HP
https://www.lyon.fr.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html
参考:フランス政府新型コロナウイルス関連サイト
https://solidarites-sante.gouv.fr/soins-et-maladies/maladies/maladies-infectieuses/coronavirus/
参考:厚生労働省ホームページ(新型コロナウイルス感染症について)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html
●オーヴェルニュ・ローヌ・アルプ地域圏内の感染者数は前日から83人増え,計416人,死者は7人。リヨン市を含むローヌ県は28人増え115人,オート・ザヴォア県は9人増えて92人,ドローム県は9人増えて42人,アン県は8人増えて39人,ロワール県は4人増えて47人,オート・ロワール県は1人増えて6人,ピュイ・ド・ドーム県は2人増えて15人,アルデッシュ県は2人増えて17人,サヴォア県は12人増えて18人,イゼール県は7人増えて23人,アリエ県は1人,カンタル県で初の感染者が確認され1人。
●本日,Pascal Mailhosオーヴェルニュ・ローヌ・アルプ地域圏知事及びJean-Yves Grail同地域圏保健庁長官は記者会見を行い,ここ15日から3週間が流行の山だと述べた。また,患者の85%は症状が軽度とのこと。
●ローヌ県におけるコロナウイルス対応の指定病院であるクロワルッス病院は,3月16日以降に予定されている診察及び入院のうち,急を要しないものは予約日が延期されると発表。対象者は病院から連絡するため,混乱を避けるためにも患者側から病院に連絡しないよう呼びかけた。
●邦人の方で新型コロナウイルスの感染・疑いがある旨診断された場合は,領事事務所までご一報願います。
参考:在リヨン領事事務所HP
https://www.lyon.fr.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html
参考:フランス政府新型コロナウイルス関連サイト
https://solidarites-sante.gouv.fr/soins-et-maladies/maladies/maladies-infectieuses/coronavirus/
参考:厚生労働省ホームページ(新型コロナウイルス感染症について)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html
2020年3月13日・3時
●12日(木)15時点で,仏で新たに283人の感染者を確認し,現時点で合計感染者数は2,876人。死者は61人。地域圏毎の感染者は多い順に,ストラスブールを首府とするグラン・テスト地域圏(699人),パリを首府とするイル・ド・フランス地域圏(577人),リールを首府とするオー・ド・フランス地域圏(349人),リヨンを首府とするオーヴェルニュ・ローヌ・アルプ地域圏(333人)。
●オーヴェルニュ・ローヌ・アルプ地域圏内の感染者数は前日から67人増え,計333人,死者は4人増え計7人。リヨン市を含むローヌ県ではこれまでに87人が感染(うち11人が集中治療中),Pollionnay市の要介護高齢者滞在施設の87歳と90歳が死亡,Francheville市で長期入院していた患者2人が死亡し,12日だけでローヌ県での死者は4人増えた。
オート・ザヴォア県は前日から11人増えて83人(うち8人は回復),うち40人がアヌシーから北西13kmのLa-Balme-de-Sillingyでのクラスター発生に関連。
ドローム県は前日から9人増えて33人(うち1人死亡),アン県ではTallissieu市の要介護高齢者滞在施設で5人の感染が確認され計31人。
ロワール県は9人増えて43人,うち5人が集中治療室,9人が感染症病棟,その他の者は自宅療養。
ピュイ・ド・ドーム県は2人増えて13人,アルデッシュ県は9人増えて15人,サヴォア県は2人増えて6人(うち1人死亡),イゼール県は3人増えて16人。アリエ県では初の感染者が確認され計1人。
●報道によれば,ローヌ県のSAMU(15番,救急医療)では,電話応対者を2倍に増やした。12日(水)だけで2500件の電話があり,80%以上がコロナウイルス関連で,3本に1本は感染症状がない人からの電話であり,同感染症に関する照会であれば専用番号(0 800 130 000)に電話するよう呼びかけた。
●マクロン大統領は12日午後8時から国民に対する演説を行い,16日(月)から政府として新たな方針を出すまでの間,保育所,小中学校,高校,大学の閉鎖を発表し,親など休職者のためには給与補償を実施するとのこと。なお,市町村議会選(3月15日及び22日)は予定どおり実施される。
●邦人の方で新型コロナウイルスの感染・疑いがある旨診断された場合は,領事事務所までご一報願います。
参考:在リヨン領事事務所HP
https://www.lyon.fr.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html
参考:フランス政府新型コロナウイルス関連サイト
https://solidarites-sante.gouv.fr/soins-et-maladies/maladies/maladies-infectieuses/coronavirus/
参考:厚生労働省ホームページ(新型コロナウイルス感染症について)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html
●オーヴェルニュ・ローヌ・アルプ地域圏内の感染者数は前日から67人増え,計333人,死者は4人増え計7人。リヨン市を含むローヌ県ではこれまでに87人が感染(うち11人が集中治療中),Pollionnay市の要介護高齢者滞在施設の87歳と90歳が死亡,Francheville市で長期入院していた患者2人が死亡し,12日だけでローヌ県での死者は4人増えた。
オート・ザヴォア県は前日から11人増えて83人(うち8人は回復),うち40人がアヌシーから北西13kmのLa-Balme-de-Sillingyでのクラスター発生に関連。
ドローム県は前日から9人増えて33人(うち1人死亡),アン県ではTallissieu市の要介護高齢者滞在施設で5人の感染が確認され計31人。
ロワール県は9人増えて43人,うち5人が集中治療室,9人が感染症病棟,その他の者は自宅療養。
ピュイ・ド・ドーム県は2人増えて13人,アルデッシュ県は9人増えて15人,サヴォア県は2人増えて6人(うち1人死亡),イゼール県は3人増えて16人。アリエ県では初の感染者が確認され計1人。
●報道によれば,ローヌ県のSAMU(15番,救急医療)では,電話応対者を2倍に増やした。12日(水)だけで2500件の電話があり,80%以上がコロナウイルス関連で,3本に1本は感染症状がない人からの電話であり,同感染症に関する照会であれば専用番号(0 800 130 000)に電話するよう呼びかけた。
●マクロン大統領は12日午後8時から国民に対する演説を行い,16日(月)から政府として新たな方針を出すまでの間,保育所,小中学校,高校,大学の閉鎖を発表し,親など休職者のためには給与補償を実施するとのこと。なお,市町村議会選(3月15日及び22日)は予定どおり実施される。
●邦人の方で新型コロナウイルスの感染・疑いがある旨診断された場合は,領事事務所までご一報願います。
参考:在リヨン領事事務所HP
https://www.lyon.fr.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html
参考:フランス政府新型コロナウイルス関連サイト
https://solidarites-sante.gouv.fr/soins-et-maladies/maladies/maladies-infectieuses/coronavirus/
参考:厚生労働省ホームページ(新型コロナウイルス感染症について)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html