フランスにおける新型コロナウイルスの発生状況(2020年4月5日~4月8日)
令和2年4月6日
2020年4月8日・22時
【統計】
●8日(水),フランスでの感染者数は3,881人増え82,048人。入院者数は348人増え30,375人,うち重篤者は17人増え7,148人。病院での死者は541人増え7,632人,高齢者要介護施設での死者数の発表はなく(昨日時点では3,237人),フランス国内の死者数は10,869人。
●オーヴェルニュ・ローヌ・アルプ地域圏の入院者数は前日から51人減り2,908人,重篤者は17人減り738人。病院での死者数は54人増え654人。
●県別入院者数・死者数(対前日増加人数)
リヨン市を含むローヌ県が1,150人(-24)、死者273人(+24)。アン県が124人(+5)、死者31人(+4)。アリエ県が53人(+1)、死者10人(+2)。アルデッシュ県が107人(+1)、死者35人(+3)。カンタル県が26人(+0)、死者0人。ドローム県が247人(+3)、死者69人(+5)。イゼール県が228人(-20)、死者35人(+5)。ロワール県が475人(-3)、死者90人(+2)。オート・ロワール県が22人(-5)、死者4人(+0)。ピュイ・ド・ドーム県が74人(-3)、死者14人(+3)。サヴォワ県が122人(-1)、死者20人(+1)。オート・サヴォワ県が280人(-5)、死者73人(+5)。
※上記のオーヴェルニュ・ローヌ・アルプ地域圏の統計には高齢者要介護施設分は含まれていない。
【フランスへの入国・乗り継ぎの留意点】
6日(月)より,フランスへの入国・乗継ぎに際しては,フランスの本土または海外領土への「国際移動適用除外証明書」を携行し、必要な証明書類とともに航空会社及び境界検問所に提示する必要があります。詳細は以下リンク先からご確認ください。
https://jp.ambafrance.org/article15629
【報道概要】
●外出制限措置が発表され4週間経ち,DMDrone Metropole社がドローンで撮影した現在のリヨン市の映像が公開された。
https://www.youtube.com/watch?v=LlVoANRe9BQ&feature=emb_logo
●100回ほど利用可能な防護マスクがオーヴェルニュ・ローヌ・アルプ地域圏で開発・生産される。グルノーブル原子力研究センター、クレルモンフェラン市のミシュラン社、リヨン市のOuvry社、グルノーブル市、オーヴェルニュ・ローヌ・アルプ地域圏議会等の官民連携で取り組み、6月末までに500万個の防護マスクの生産を目標としている。
●8日から、リヨン市のベルコンブ体育館で、ホームレスがシャワーや洗濯を利用できるようになった。ローヌ県庁によると、使用毎にシャワーは消毒され、洗濯の時間割も作成される。また赤十字社の指導のもと、利用者同士が交わらないように厳重な管理体制が取られる。
●オート・ロワール県のピュイ・アン・ブレ市では、10日から再利用が可能なマスクが1万5千枚、住民に配布される。
●新型コロナウイルス仏学術評議会議長はBFMテレビの取材に対し、「外出制限の解除日を検討するには時期尚早であり、更に数週間は続くであろう,おそらく5月の初旬まで」との見解を示した。また外出制限を無視し出歩いている人に対し、自らと他人に死をもたらす集団自殺と表現し、警鐘を鳴らしている。
また,同学術評議会は、外出禁止令を解除するには、以下の3つの条件を満たしている必要があると発表した。
1 病院の医療体制が整い、集中治療室に余裕ができること。
2 徹底したな検査が行えるほど、新たな感染者数が減少していること。
3 社会的距離措置、感染者及び濃厚接触者の隔離方法の決定、マスクや消毒液等の感染防止用品の十分な在庫等、外出禁止令解除後の体制が整っていること。
●セドリック・オ・デジタル担当副大臣はル・モンド紙の取材に対し、コロナ感染者と接触を察知可能なスマートフォンアプリの導入に向けて、フランス政府が取り組んでいると話した。当アプリでは、一定の時間と距離で人と接触した際に、Bluetoothを介しアプリの履歴に登録される。その後、接触した人に陽性反応が出た際には自動的に通知される。このアプリにより感染リスクを察知でき、重症化や感染拡大防止に貢献できると話した。
●上記のアプリ導入に対して、共和国前進の議員は個人情報保護の観点から反対意見を示している。携帯電話を通したコロナ感染者追跡は個人の自由を侵害し、過剰な取り調べであるとの声が上がっている。
一方でデジタル担当副大臣は、このアプリのダウンロードは任意であること、匿名化されたデータは一定の期間で破棄されること、完成したアプリはフランスのデータ保護機関であるCNIL(情報処理及び自由に関する国家委員会)に提出されると強調している。
●8日(水),フランスでの感染者数は3,881人増え82,048人。入院者数は348人増え30,375人,うち重篤者は17人増え7,148人。病院での死者は541人増え7,632人,高齢者要介護施設での死者数の発表はなく(昨日時点では3,237人),フランス国内の死者数は10,869人。
●オーヴェルニュ・ローヌ・アルプ地域圏の入院者数は前日から51人減り2,908人,重篤者は17人減り738人。病院での死者数は54人増え654人。
●県別入院者数・死者数(対前日増加人数)
リヨン市を含むローヌ県が1,150人(-24)、死者273人(+24)。アン県が124人(+5)、死者31人(+4)。アリエ県が53人(+1)、死者10人(+2)。アルデッシュ県が107人(+1)、死者35人(+3)。カンタル県が26人(+0)、死者0人。ドローム県が247人(+3)、死者69人(+5)。イゼール県が228人(-20)、死者35人(+5)。ロワール県が475人(-3)、死者90人(+2)。オート・ロワール県が22人(-5)、死者4人(+0)。ピュイ・ド・ドーム県が74人(-3)、死者14人(+3)。サヴォワ県が122人(-1)、死者20人(+1)。オート・サヴォワ県が280人(-5)、死者73人(+5)。
※上記のオーヴェルニュ・ローヌ・アルプ地域圏の統計には高齢者要介護施設分は含まれていない。
【フランスへの入国・乗り継ぎの留意点】
6日(月)より,フランスへの入国・乗継ぎに際しては,フランスの本土または海外領土への「国際移動適用除外証明書」を携行し、必要な証明書類とともに航空会社及び境界検問所に提示する必要があります。詳細は以下リンク先からご確認ください。
https://jp.ambafrance.org/article15629
【報道概要】
●外出制限措置が発表され4週間経ち,DMDrone Metropole社がドローンで撮影した現在のリヨン市の映像が公開された。
https://www.youtube.com/watch?v=LlVoANRe9BQ&feature=emb_logo
●100回ほど利用可能な防護マスクがオーヴェルニュ・ローヌ・アルプ地域圏で開発・生産される。グルノーブル原子力研究センター、クレルモンフェラン市のミシュラン社、リヨン市のOuvry社、グルノーブル市、オーヴェルニュ・ローヌ・アルプ地域圏議会等の官民連携で取り組み、6月末までに500万個の防護マスクの生産を目標としている。
●8日から、リヨン市のベルコンブ体育館で、ホームレスがシャワーや洗濯を利用できるようになった。ローヌ県庁によると、使用毎にシャワーは消毒され、洗濯の時間割も作成される。また赤十字社の指導のもと、利用者同士が交わらないように厳重な管理体制が取られる。
●オート・ロワール県のピュイ・アン・ブレ市では、10日から再利用が可能なマスクが1万5千枚、住民に配布される。
●新型コロナウイルス仏学術評議会議長はBFMテレビの取材に対し、「外出制限の解除日を検討するには時期尚早であり、更に数週間は続くであろう,おそらく5月の初旬まで」との見解を示した。また外出制限を無視し出歩いている人に対し、自らと他人に死をもたらす集団自殺と表現し、警鐘を鳴らしている。
また,同学術評議会は、外出禁止令を解除するには、以下の3つの条件を満たしている必要があると発表した。
1 病院の医療体制が整い、集中治療室に余裕ができること。
2 徹底したな検査が行えるほど、新たな感染者数が減少していること。
3 社会的距離措置、感染者及び濃厚接触者の隔離方法の決定、マスクや消毒液等の感染防止用品の十分な在庫等、外出禁止令解除後の体制が整っていること。
●セドリック・オ・デジタル担当副大臣はル・モンド紙の取材に対し、コロナ感染者と接触を察知可能なスマートフォンアプリの導入に向けて、フランス政府が取り組んでいると話した。当アプリでは、一定の時間と距離で人と接触した際に、Bluetoothを介しアプリの履歴に登録される。その後、接触した人に陽性反応が出た際には自動的に通知される。このアプリにより感染リスクを察知でき、重症化や感染拡大防止に貢献できると話した。
●上記のアプリ導入に対して、共和国前進の議員は個人情報保護の観点から反対意見を示している。携帯電話を通したコロナ感染者追跡は個人の自由を侵害し、過剰な取り調べであるとの声が上がっている。
一方でデジタル担当副大臣は、このアプリのダウンロードは任意であること、匿名化されたデータは一定の期間で破棄されること、完成したアプリはフランスのデータ保護機関であるCNIL(情報処理及び自由に関する国家委員会)に提出されると強調している。
2020年4月7日・22時
【統計】
●7日(火),フランスでの感染者数は3,777人増え78,167人。入院者数は305人増え30,027人,うち重篤者は59人増え7,131人。病院での死者は597人増え7,091人,高齢者要介護施設での死者数は820人増え3,237人,よって,国内の死者は1,417人増え10,328人。
●オーヴェルニュ・ローヌ・アルプ地域圏の入院者数は前日から71人減り2,959人,重篤者は28人減り755人。病院での死者数は45人増え600人。
●県別入院者数・死者数(対前日増加人数)
リヨン市を含むローヌ県が1,174人(-49)、死者249人(+16)。アン県が119人(+4)、死者27人(+2)。アリエ県が52人(+2)、死者8人(+0)。アルデッシュ県が106人(+4)、死者32人(+2)。カンタル県が26人(-2)、死者0人。ドローム県が244人(-16)、死者64人(+1)。イゼール県が248人(+7)、死者30人(+3)。ロワール県が478人(-9)、死者88人(+11)。オート・ロワール県が27人(-3)、死者4人(+1)。ピュイ・ド・ドーム県が77人(-7)、死者11人(+4)。サヴォワ県が123人(+5)、死者19人(+1)。オート・サヴォワ県が285人(-7)、死者68人(+4)。
※上記のオーヴェルニュ・ローヌ・アルプ地域圏の統計には高齢者要介護施設分は含まれていない。
【報道概要】
●パリ市は市民の外出が多く,人との距離を保つことが困難であるため,8日以降,10時から19時まで個人的な運動を目的とする外出を禁止すると発表(19時以降,翌10時までであれば可能)。オーヴェルニュ・ローヌ・アルプ地域圏では7日現在,健康維持のための散歩・ジョギングは、証明書を携行の上、自宅から1km以内、1日1回、1時間以内であれば引き続き可能。
●フィリップ首相は外出規制の解除は段階的かつ地域別に行うと2日のインタビューで答えていたが,この発言をもとに解除の日付を記した地図がインターネット上で出回っており,これはフェイクニュースであるので注意が必要。
●フィリップ首相は,国民議会での質疑において,4月15日まで予定されている外出禁止令は延長されるとの見方を示した。また,多くのフランス人にとって,同禁止令に耐えることは難しいものであると完全に理解しているとしつつ,しかしそれは必要不可欠なことであり,耐えることができなければ今よりも状況は更に悪くなるであろうとした。
●6日時点でフランス全土の要介護高齢者施設では2,417名が死亡。ヴェラン保健相は更なる感染拡大を防ぐために、要介護高齢者施設の大規模な検査を近日中に導入すると表明。
●オーヴェルニュ・ローヌ・アルプ地域圏保健庁はリヨン市内の消毒液散布作業の必要はないと発表していたが、リヨンメトロポールは主要駅や医療施設周辺の消毒作業を開始。バス待合所、道路のポール、ベンチ、柵、ごみ箱など人の手が触れる設備に消毒液を散布した。消毒作業が行われた場所は,Gare de la Part-Dieu, Gare de Vaise, Perrache/Carnot, Jean Mace, Guillotiere, Charpennesなど。
●6日20時、リヨンの消防士がサンジョゼフ・サンリュク総合病院前に集まり、最前線で奮闘する医療従事者に向け、感謝の意を込めて消防車のサイレンや拍手を送った。
https://twitter.com/leprogresrhone/status/1247246793718579200
●リヨンメトロポールでは、現在も一般ごみとリサイクルごみの収集は通常通り行われているが、粗大ごみ集積所は閉鎖されているため、決して粗大ごみを一般ゴミと一緒に捨てたり、道端に廃棄したりしないように警告している。
●7日、ケペネキアン・リヨン副市長兼リヨン大学病院監査委員会会長はBFMテレビに出演し、リヨン大学病院には感染者を受け入れられる余裕があると話した。また、この3日間で救急車への要請も少し減り、外出制限の効果が出てきたと考えられるが、まだ油断してはならないとした。
● アルデッシュ県の国民議会議員9名がアルデッシュ県知事に対して書簡を送り、要介護高齢者施設の正確な死者数を報告するように求めた。
●ロワール県庁は同県内で65の市場の営業を許可していることを発表。
●オートサヴォワ県アヌシー市で,6月15日から20日に予定されていたアヌシー国際アニメーション映画祭(カンヌ国際映画祭からアニメーション部門を独立させた,同分野では世界最大の映画祭)が,感染拡大を受けて中止されることが決定。60周年目の節目となる映画祭であったただけに関係者の落胆は大きい。
●外出制限下,リヨン市のクロワルッスに住むJean Gole氏の100歳の誕生日を祝うため,アパートに住む住人がサプライズのイベントを実施。
https://www.youtube.com/watch?v=mfk0HGtKFxY&feature=emb_logo
●リヨンの老舗チョコレート店であるベルナションは、復活祭(イースター)のチョコレートをリヨンとパリの病院に贈ると発表。
●7日(火),フランスでの感染者数は3,777人増え78,167人。入院者数は305人増え30,027人,うち重篤者は59人増え7,131人。病院での死者は597人増え7,091人,高齢者要介護施設での死者数は820人増え3,237人,よって,国内の死者は1,417人増え10,328人。
●オーヴェルニュ・ローヌ・アルプ地域圏の入院者数は前日から71人減り2,959人,重篤者は28人減り755人。病院での死者数は45人増え600人。
●県別入院者数・死者数(対前日増加人数)
リヨン市を含むローヌ県が1,174人(-49)、死者249人(+16)。アン県が119人(+4)、死者27人(+2)。アリエ県が52人(+2)、死者8人(+0)。アルデッシュ県が106人(+4)、死者32人(+2)。カンタル県が26人(-2)、死者0人。ドローム県が244人(-16)、死者64人(+1)。イゼール県が248人(+7)、死者30人(+3)。ロワール県が478人(-9)、死者88人(+11)。オート・ロワール県が27人(-3)、死者4人(+1)。ピュイ・ド・ドーム県が77人(-7)、死者11人(+4)。サヴォワ県が123人(+5)、死者19人(+1)。オート・サヴォワ県が285人(-7)、死者68人(+4)。
※上記のオーヴェルニュ・ローヌ・アルプ地域圏の統計には高齢者要介護施設分は含まれていない。
【報道概要】
●パリ市は市民の外出が多く,人との距離を保つことが困難であるため,8日以降,10時から19時まで個人的な運動を目的とする外出を禁止すると発表(19時以降,翌10時までであれば可能)。オーヴェルニュ・ローヌ・アルプ地域圏では7日現在,健康維持のための散歩・ジョギングは、証明書を携行の上、自宅から1km以内、1日1回、1時間以内であれば引き続き可能。
●フィリップ首相は外出規制の解除は段階的かつ地域別に行うと2日のインタビューで答えていたが,この発言をもとに解除の日付を記した地図がインターネット上で出回っており,これはフェイクニュースであるので注意が必要。
●フィリップ首相は,国民議会での質疑において,4月15日まで予定されている外出禁止令は延長されるとの見方を示した。また,多くのフランス人にとって,同禁止令に耐えることは難しいものであると完全に理解しているとしつつ,しかしそれは必要不可欠なことであり,耐えることができなければ今よりも状況は更に悪くなるであろうとした。
●6日時点でフランス全土の要介護高齢者施設では2,417名が死亡。ヴェラン保健相は更なる感染拡大を防ぐために、要介護高齢者施設の大規模な検査を近日中に導入すると表明。
●オーヴェルニュ・ローヌ・アルプ地域圏保健庁はリヨン市内の消毒液散布作業の必要はないと発表していたが、リヨンメトロポールは主要駅や医療施設周辺の消毒作業を開始。バス待合所、道路のポール、ベンチ、柵、ごみ箱など人の手が触れる設備に消毒液を散布した。消毒作業が行われた場所は,Gare de la Part-Dieu, Gare de Vaise, Perrache/Carnot, Jean Mace, Guillotiere, Charpennesなど。
●6日20時、リヨンの消防士がサンジョゼフ・サンリュク総合病院前に集まり、最前線で奮闘する医療従事者に向け、感謝の意を込めて消防車のサイレンや拍手を送った。
https://twitter.com/leprogresrhone/status/1247246793718579200
●リヨンメトロポールでは、現在も一般ごみとリサイクルごみの収集は通常通り行われているが、粗大ごみ集積所は閉鎖されているため、決して粗大ごみを一般ゴミと一緒に捨てたり、道端に廃棄したりしないように警告している。
●7日、ケペネキアン・リヨン副市長兼リヨン大学病院監査委員会会長はBFMテレビに出演し、リヨン大学病院には感染者を受け入れられる余裕があると話した。また、この3日間で救急車への要請も少し減り、外出制限の効果が出てきたと考えられるが、まだ油断してはならないとした。
● アルデッシュ県の国民議会議員9名がアルデッシュ県知事に対して書簡を送り、要介護高齢者施設の正確な死者数を報告するように求めた。
●ロワール県庁は同県内で65の市場の営業を許可していることを発表。
●オートサヴォワ県アヌシー市で,6月15日から20日に予定されていたアヌシー国際アニメーション映画祭(カンヌ国際映画祭からアニメーション部門を独立させた,同分野では世界最大の映画祭)が,感染拡大を受けて中止されることが決定。60周年目の節目となる映画祭であったただけに関係者の落胆は大きい。
●外出制限下,リヨン市のクロワルッスに住むJean Gole氏の100歳の誕生日を祝うため,アパートに住む住人がサプライズのイベントを実施。
https://www.youtube.com/watch?v=mfk0HGtKFxY&feature=emb_logo
●リヨンの老舗チョコレート店であるベルナションは、復活祭(イースター)のチョコレートをリヨンとパリの病院に贈ると発表。
2020年4月6日・22時
【統計】
●6日(月),フランスでの感染者数は3,912人増え74,390人。入院者数は831人増え29,722人,うち重篤者は94人増え7,072人。病院での死者はこれまでで最も多く605人増え6,494人,高齢者要介護施設での死者数は228人増え2,417人,よって,国内の死者は833人増え8,911人。
●オーヴェルニュ・ローヌ・アルプ地域圏の入院者数は前日から47人増え3,030人,重篤者は4人増え783人。病院での死者数は47人増え555人。なお,本日の退院者数は110人。
●県別入院者数・死者数(対前日増加人数:参考値。他県への転院があるため総数は不一致)
リヨン市を含むローヌ県が1,223人(+0)、死者233人(+19)。アン県が115人(+3)、死者25人(+1)。アリエ県が50人(+5)、死者8人(+0)。アルデッシュ県が102人(+9)、死者30人(+4)。カンタル県が28人(+2)、死者0人。ドローム県が260人(+9)、死者63人(+6)。イゼール県が241人(+19)、死者27人(+2)。ロワール県が487人(+20)、死者77人(+3)。オート・ロワール県が30人(+5)、死者3人(+0)。ピュイ・ド・ドーム県が84人(+4)、死者7人(+1)。サヴォワ県が118人(+0)、死者18人(+3)。オート・サヴォワ県が292人(+0)、死者64人(+8)。
※上記のオーヴェルニュ・ローヌ・アルプ地域圏の統計には高齢者要介護施設分は含まれていない。昨日時点,地域圏内の同介護施設でこれまで計2,841人の感染が確認され,死者は計270人。
【報道概要】
●本日から、スマートフォン版の特別外出許可書が利用可能。以下の内務省サイトにアクセスし必要事項を入力・送信するとQRコード付きの許可書が作成できる。検問の際はQRコードを提示するだけでよい。既に詐欺サイトの被害もみられ注意が必要。電子版特別外出許可書は無料であり、クレジット番号を入力させるようなことは決してない。内務省以外のサイトにはアクセスしないように注意が必要。
https://media.interieur.gouv.fr/deplacement-covid-19/
(アンドロイド携帯をお使いの方は,端末の設定にもよりますが,内部ストレージのDownloadフォルダにQRコードの外出許可証が保存されることが多いようです)
●リヨン大学病院は良いニュースだとして,ウイルス感染拡大の中にあっても,3月,リヨン大学病院の産婦人科で生まれた赤ちゃんは905人と発表。
●ローヌ県では集中治療室に搬送される患者数は減少傾向にある。3月23日~29日に集中治療室に搬送されたのは136人であったのに対し、3月30日~4月3日は41人であった。ただし、まだ感染のピークには達しておらず、引き続き外出制限を守るように呼び掛けている。
●グルノーブル大学病院の感染症医はインタビューに答え,外出制限措置の効果で,同地域での感染者数は横ばいであり,入院者数の加速的な増加はもう見られない,4日と5日の入院者数は5人であったと答えた。他方,感染拡大の第2波を避けるためにも努力を続けなければならないと強調した。6日現在,同病院には81人が入院,うち重篤者が47人。
●サンテティエンヌ大学病院のThiery救急救命医は自身のTwitterを更新し,同病院で初めて感染者の1人が集中治療室から一般病棟へ移ったと報告。これまで同病院では74人の感染者が死亡していた。
https://twitter.com/gui_thiery/status/1246891859328274433
●アン県のブールカン・ブレス警察は、先週末は不急不要な外出が多くみられたと警告。また全国的にも春の陽気に誘われ外出者が増加した。外出制限が長期化し、徐々に気が緩む時期ではあるが、引き続き外出制限を守るように注意喚起している。
●サヴォワ県では、5万枚の布マスクが福祉事業者や医療従事者に配布された。ロワール県のles Tissages de Charlieuで作られたこの布マスクは60度のお湯で洗うことができ、10回ほど使い回し可能。サヴォア県ではホームヘルパーや訪問看護師は大量のマスクを必要としており、マスクの発注を続けている。
●内務省統計局は、3月の犯罪・軽罪数が減少したと発表。特に盗難の減少が顕著に見られ、暴力を伴わないスリは51%、暴力を伴う盗難は45%、泥棒・空き巣は44%減少。一方で配偶者間暴力は増加(パリ警視庁の管轄区域では1週間で36%増加)。ただし、外出制限で被害届を提出しにくい環境であることや、外出制限が始まったのは3月中旬であることから、外出制限による犯罪数へ正確な影響をみるには時間が必要であるとのこと。
●フランス国立管弦楽団がラヴェルのボレロを演奏。
https://www.youtube.com/watch?time_continue=244&v=Sj4pE_bgRQI&feature=emb_logo
●6日(月),フランスでの感染者数は3,912人増え74,390人。入院者数は831人増え29,722人,うち重篤者は94人増え7,072人。病院での死者はこれまでで最も多く605人増え6,494人,高齢者要介護施設での死者数は228人増え2,417人,よって,国内の死者は833人増え8,911人。
●オーヴェルニュ・ローヌ・アルプ地域圏の入院者数は前日から47人増え3,030人,重篤者は4人増え783人。病院での死者数は47人増え555人。なお,本日の退院者数は110人。
●県別入院者数・死者数(対前日増加人数:参考値。他県への転院があるため総数は不一致)
リヨン市を含むローヌ県が1,223人(+0)、死者233人(+19)。アン県が115人(+3)、死者25人(+1)。アリエ県が50人(+5)、死者8人(+0)。アルデッシュ県が102人(+9)、死者30人(+4)。カンタル県が28人(+2)、死者0人。ドローム県が260人(+9)、死者63人(+6)。イゼール県が241人(+19)、死者27人(+2)。ロワール県が487人(+20)、死者77人(+3)。オート・ロワール県が30人(+5)、死者3人(+0)。ピュイ・ド・ドーム県が84人(+4)、死者7人(+1)。サヴォワ県が118人(+0)、死者18人(+3)。オート・サヴォワ県が292人(+0)、死者64人(+8)。
※上記のオーヴェルニュ・ローヌ・アルプ地域圏の統計には高齢者要介護施設分は含まれていない。昨日時点,地域圏内の同介護施設でこれまで計2,841人の感染が確認され,死者は計270人。
【報道概要】
●本日から、スマートフォン版の特別外出許可書が利用可能。以下の内務省サイトにアクセスし必要事項を入力・送信するとQRコード付きの許可書が作成できる。検問の際はQRコードを提示するだけでよい。既に詐欺サイトの被害もみられ注意が必要。電子版特別外出許可書は無料であり、クレジット番号を入力させるようなことは決してない。内務省以外のサイトにはアクセスしないように注意が必要。
https://media.interieur.gouv.fr/deplacement-covid-19/
(アンドロイド携帯をお使いの方は,端末の設定にもよりますが,内部ストレージのDownloadフォルダにQRコードの外出許可証が保存されることが多いようです)
●リヨン大学病院は良いニュースだとして,ウイルス感染拡大の中にあっても,3月,リヨン大学病院の産婦人科で生まれた赤ちゃんは905人と発表。
●ローヌ県では集中治療室に搬送される患者数は減少傾向にある。3月23日~29日に集中治療室に搬送されたのは136人であったのに対し、3月30日~4月3日は41人であった。ただし、まだ感染のピークには達しておらず、引き続き外出制限を守るように呼び掛けている。
●グルノーブル大学病院の感染症医はインタビューに答え,外出制限措置の効果で,同地域での感染者数は横ばいであり,入院者数の加速的な増加はもう見られない,4日と5日の入院者数は5人であったと答えた。他方,感染拡大の第2波を避けるためにも努力を続けなければならないと強調した。6日現在,同病院には81人が入院,うち重篤者が47人。
●サンテティエンヌ大学病院のThiery救急救命医は自身のTwitterを更新し,同病院で初めて感染者の1人が集中治療室から一般病棟へ移ったと報告。これまで同病院では74人の感染者が死亡していた。
https://twitter.com/gui_thiery/status/1246891859328274433
●アン県のブールカン・ブレス警察は、先週末は不急不要な外出が多くみられたと警告。また全国的にも春の陽気に誘われ外出者が増加した。外出制限が長期化し、徐々に気が緩む時期ではあるが、引き続き外出制限を守るように注意喚起している。
●サヴォワ県では、5万枚の布マスクが福祉事業者や医療従事者に配布された。ロワール県のles Tissages de Charlieuで作られたこの布マスクは60度のお湯で洗うことができ、10回ほど使い回し可能。サヴォア県ではホームヘルパーや訪問看護師は大量のマスクを必要としており、マスクの発注を続けている。
●内務省統計局は、3月の犯罪・軽罪数が減少したと発表。特に盗難の減少が顕著に見られ、暴力を伴わないスリは51%、暴力を伴う盗難は45%、泥棒・空き巣は44%減少。一方で配偶者間暴力は増加(パリ警視庁の管轄区域では1週間で36%増加)。ただし、外出制限で被害届を提出しにくい環境であることや、外出制限が始まったのは3月中旬であることから、外出制限による犯罪数へ正確な影響をみるには時間が必要であるとのこと。
●フランス国立管弦楽団がラヴェルのボレロを演奏。
https://www.youtube.com/watch?time_continue=244&v=Sj4pE_bgRQI&feature=emb_logo
2020年4月5日・21時
【統計】
●5日(日),フランスでの感染者数は1,873人増え70,478人。入院者数は748人増え28,891人,うち重篤者は140人増え6,978人。病院での死者は357人増え5,889人,高齢者要介護施設での死者数は161人増え2,189人,よって,国内の死者数は計8,089人。
●オーヴェルニュ・ローヌ・アルプ地域圏の入院者数は前日から109人増え2,983人,重篤者は30人増え779人。病院での死者数は30人増え508人。なお,本日の退院者数は62人。
●県別入院者数・死者数(対前日増加人数:ただし参考値)
リヨン市を含むローヌ県が1,250人(+35)、死者214人(+16)。アン県が112人(+3)、死者24人(+2)。アリエ県が45人(+1)、死者8人(+1)。アルデッシュ県が93人(+6)、死者26人(+0)。カンタル県が26人(+1)、死者0人。ドローム県が251人(+0)、死者57人(+2)。イゼール県が222人(+18)、死者25人(+2)。ロワール県が467人(+1)、死者74人(+4)。オート・ロワール県が25人(+2)、死者3人(+0)。ピュイ・ド・ドーム県が80人(+11)、死者6人(+2)。サヴォワ県が118人(+4)、死者15人(+0)。オート・サヴォワ県が294人(+30)、死者56人(+1)。
【報道概要】
●リヨン市長はBFMテレビに出演し,リヨン市内の病院では,今週,若干の状況の改善が見られ,救急車の要請もこれまでより少なかった。リヨン市民は外出制限令を比較的順守している。大きな問題は,市内の全ての市場が閉鎖していることであり,それは市民にとってはとても複雑で厳しいことだ。感染拡大前まではリヨン市の財政状況は非常に好調であり,私たちは厳しい税措置に頼ることなく,この困難を乗り越えることができると語った。
●Lyon-Corbas拘置所では,初めとなる拘禁者の感染を確認。他に少なくとも3名の感染疑いが発生。
●アン県選出のダミアン・アバッド国民議会議員(同議会共和党代表)は,「専門家によれば効果的な外出制限には少なくとも6週間を要する。外出制限を成功させるためには,最後まで警戒しなければならない。外出制限解除について発言するにはまだ早すぎる」と語った。
●アン県で感染により死亡した22人(昨日時点)は,13人が男性,9人が女性。109人の入院者のうち,32人が重篤な状況。同県内では42の市場が再開された。
●ロワール県Saint-Chamond市のGier病院では人的資源が不足しているとして,14人の看護師と30人の医療従事者を緊急で募集している。
●4日に発生したドローム県Romans-sur-Isere市での刃物での殺傷事件について,主犯であるアブダラ・アハメッド・オスマン(33歳,スーダン国籍,2017年7月から難民としてフランスに滞在)に加え,当局は他に19歳と28歳の2名を拘束。アブダラ容疑者は6か月前より切削工具会社であるVTD社で働いており,同僚はインタビューで,同容疑者に急進化する兆候はなく,祈りの儀式を行っている姿も見たことがない,とても控えめな若者で皆から評価されていたと語った。また,関係者によれば,外出制限によりここ数日,同容疑者は苛立っていたとのこと。容疑者自宅からは無信仰の国で暮らすことへの不満が綴られた文書が見つかっている。
●過去24時間の死者数はイタリアが525人,スペインが674人,ニューヨーク州が594人。イタリアは3月19日以降,最も少ない死者数となった。
●5日(日),フランスでの感染者数は1,873人増え70,478人。入院者数は748人増え28,891人,うち重篤者は140人増え6,978人。病院での死者は357人増え5,889人,高齢者要介護施設での死者数は161人増え2,189人,よって,国内の死者数は計8,089人。
●オーヴェルニュ・ローヌ・アルプ地域圏の入院者数は前日から109人増え2,983人,重篤者は30人増え779人。病院での死者数は30人増え508人。なお,本日の退院者数は62人。
●県別入院者数・死者数(対前日増加人数:ただし参考値)
リヨン市を含むローヌ県が1,250人(+35)、死者214人(+16)。アン県が112人(+3)、死者24人(+2)。アリエ県が45人(+1)、死者8人(+1)。アルデッシュ県が93人(+6)、死者26人(+0)。カンタル県が26人(+1)、死者0人。ドローム県が251人(+0)、死者57人(+2)。イゼール県が222人(+18)、死者25人(+2)。ロワール県が467人(+1)、死者74人(+4)。オート・ロワール県が25人(+2)、死者3人(+0)。ピュイ・ド・ドーム県が80人(+11)、死者6人(+2)。サヴォワ県が118人(+4)、死者15人(+0)。オート・サヴォワ県が294人(+30)、死者56人(+1)。
【報道概要】
●リヨン市長はBFMテレビに出演し,リヨン市内の病院では,今週,若干の状況の改善が見られ,救急車の要請もこれまでより少なかった。リヨン市民は外出制限令を比較的順守している。大きな問題は,市内の全ての市場が閉鎖していることであり,それは市民にとってはとても複雑で厳しいことだ。感染拡大前まではリヨン市の財政状況は非常に好調であり,私たちは厳しい税措置に頼ることなく,この困難を乗り越えることができると語った。
●Lyon-Corbas拘置所では,初めとなる拘禁者の感染を確認。他に少なくとも3名の感染疑いが発生。
●アン県選出のダミアン・アバッド国民議会議員(同議会共和党代表)は,「専門家によれば効果的な外出制限には少なくとも6週間を要する。外出制限を成功させるためには,最後まで警戒しなければならない。外出制限解除について発言するにはまだ早すぎる」と語った。
●アン県で感染により死亡した22人(昨日時点)は,13人が男性,9人が女性。109人の入院者のうち,32人が重篤な状況。同県内では42の市場が再開された。
●ロワール県Saint-Chamond市のGier病院では人的資源が不足しているとして,14人の看護師と30人の医療従事者を緊急で募集している。
●4日に発生したドローム県Romans-sur-Isere市での刃物での殺傷事件について,主犯であるアブダラ・アハメッド・オスマン(33歳,スーダン国籍,2017年7月から難民としてフランスに滞在)に加え,当局は他に19歳と28歳の2名を拘束。アブダラ容疑者は6か月前より切削工具会社であるVTD社で働いており,同僚はインタビューで,同容疑者に急進化する兆候はなく,祈りの儀式を行っている姿も見たことがない,とても控えめな若者で皆から評価されていたと語った。また,関係者によれば,外出制限によりここ数日,同容疑者は苛立っていたとのこと。容疑者自宅からは無信仰の国で暮らすことへの不満が綴られた文書が見つかっている。
●過去24時間の死者数はイタリアが525人,スペインが674人,ニューヨーク州が594人。イタリアは3月19日以降,最も少ない死者数となった。