領事関連・新着情報

最近の行事報告

  • リヨン領事事務所活動報告(平成26年10月31日号【第3号】)

     

     在リヨン領事事務所長の小林です。当事務所の10月後半の活動の様子を御案内させていただきます。早いもので、今年も残り2か月、リヨンでは10月半ばまで比較的温かい日が続いていましたが、霜月が近づき、落ち葉の数も増え、朝晩には寒さも感じるようになってきております。日本では木枯らし一号が吹いたようですね。フランスでは、先般冬時間に変わり、本格的な冬がもうそこまで来ています。

     10月18日(土)、リヨンに隣接するビルバーヌ市の日本語補習授業校を訪問させていただきました。日本語補習授業校は、日本人学校がない国や地域において、日本人子女教育の一環で、日本語の補習授業を行うものです。在外に住まれる御家族にとっては、大変貴重な存在で、補習授業校授業にかかる経費負担の一部助成を日本政府は行っています。リヨン地域の邦人数は年々増加傾向にあり、現在既に3200名を超えています。リヨン事務所管内には、リヨン補習授業校、リヨン・ジェルラン補習授業校、グルノーブル補習授業校と3つの日本語補習校があり、今回はリヨン補習授業校に招いていただきました。

     リヨン補習授業校は約60名の児童生徒を抱えます。小学校準備学級から中学校まで全ての教室をお邪魔して子供たちと楽しくお話をさせていただきました。御案内頂いた北田千雅子校長先生、マレ比彩乃先生のお話では、生徒の数が年々増えてきているようで、増加傾向を担っているのは主にビジネスマンの海外赴任であり、世代的にも小さなお子様をお持ちの御家族が赴任されてこられるケースが多いとのことです。フランス第二ビジネス中心地である当地リヨンでは日本語補習授業校は今後益々その役割が求められていきます。

    (写真左:生徒さんからインタビューを受け、楽しい時間を過ごしました。)
    (写真右:小林所長からは、外交官という仕事について説明をさせていただきました。ちょっと難しかったかな?)

    (写真左:準備学級の生徒さんに優しく指導される先生の純粋さとそれに応える子供達の笑顔が印象的でした。)
    (写真右:目の不自由な方への労りの気持ちを仮想体験通じて学んでいるところです。)

     10月19日(日)、フルム・ド・モンブリゾンというブルーチーズで有名なモンブリゾンで「第3回漫画・コスプレ祭」が開催され招待を受けて行って参りました。モンブリゾンはリヨン西方75キロにあるロワール県のコミューンで、人口16000名ほどの小さな町ですが周辺地域の中高校生がモンブリゾンの学校に通うため、昼間は一気に若者人口が増えます。3年前から、若い世代をターゲットに実施されてきたこのお祭りですが、規模が年々拡大し、今年は2日間にわたり延べ1400人の入場を数えるまでに成長しました。

     内容も、モンブリゾン出身で日本滞在歴もある漫画『HEAT-TRICK』の原作者シャザル兄弟のサイン会から、コスプレ大会、合気道の演武、書道教室、オーヴェルニュ日仏協会(JANA)副会長で折り紙創作家の合谷哲哉さんによる折り紙教室や同協会会長の合谷麻容子さんによる俳句教室、ゲームコーナーや無料指圧マッサージコーナーまでございました。ここでは若者を魅了する日本文化のコンテンツの奥の深さと幅の広さを染み染みと感じました。文化外交はコンテンツと発信手段の掛け算だという話を聞いたことがございます。日本はコンテンツについては問題ないわけで、後はそれをどのように発信させるかということが鍵になると思いました。

    (写真左:この祭の為に作られた手作りの日本庭園)
    (写真右:バジル・モンブリゾン市長とブルトン・サヴィニュー市長に、折り紙技術が人口衛星の折りたたみ太陽パネルにも応用されていることを説明)

    (写真左:コスプレ大会に出場されたコスプレイヤー達と、左はバジル・モンブリゾン市長、右はブルトン・サヴィニュー市長)
    (写真右:日本語の奥深さを流暢なフランス語で説明する合谷夫人、皆さんとても真剣な眼差しです)

     10月20日(月)、リヨン市コンフリュエンス地区(市南部の再開発地域)をTOSHIBAJessica BOILLOTさんの案内で視察致しました。同地区では、スマートシティの実証実験が行われています。その中でも注目されるのが、NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)とTOSHIBAが行う、隈健吾氏設計の複合エコビル「HIKARI」の実証実験です。来年5月の開始に向けて着々と準備が進んでいます。御説明によると、一般的な都市において、家屋・建築物による消費が全エネルギー消費量の約70%を占めており、ここをできるだけ抑え込むことで、効率的な省エネが実現するということです。リヨンが進める「グラン・リヨン計画」とオランド大統領が進める環境政策がリンクして、2020年以降を見据えた大変パワフルなエネルギー政策となっています。「HIKARI」では、全使用エネルギーの15%を太陽光から取り込み、83%を木材使用のコージェネレーションで暖房と発電をまかなう。エネルギー使用量より発電量の方が大きい世界初のポジティブ・エネルギー・ビルとのこと。その上で、各戸にノートパッド(スマートボックス)を設置し、各戸毎の電気、水道、ガスの使用の可視化を行なう。正に徹底したエコ環境であり、正しい近未来の姿であろうと思います。あるフランス人の、「日本人は日本に対して悲観的過ぎる、こういう技術力は日本が最先端であり、近未来型エコ社会のモデル提示が可能な国は日本なんだ」、という発言を聞いて、とても元気が出ました。

    (写真左:コンフリュエンス地区のビル、斬新過ぎて万博パビリオンのようです。)
    (写真右:後ろが建設中のHIKARI、隈健吾先生の設計です。)

     10月24日(金)、パリ出張から戻った翌日で体力的には厳しいところでしたが、お誘いを受けましたので、アン県のブレ(リヨン市から東方70キロ)を訪問、ジムネーズ・ブレ市長を表敬し、同市にお住いのトゥフレ夫人のお自宅に招かれ、手作りのお昼ご飯を御馳走になりました。トゥフレ夫人は、長く同地方の日仏協会の会長を務められ、2011年には外務大臣表彰、2013年には仏の国家功労賞を受賞された日仏交流では大変な恩人でございます。

     ブレ市は、美食家ブリヤ・サバランの出身地で有名なところで、市内にはサバランの像が建立されています。その像を見ていると、口をへの字に結んだサバランが、「ふだん何を食べているのか言ってごらんなさい、そしてあなたがどんな人だか言ってみせましょう」という有名な言葉を言い出しそうです。因みに像の周りを囲む子供たちは、この土地の特産物であるワインとジビエと鱒を手にして踊っています。

    (写真左:ブリヤ・サバランの像の前で日仏交流の功労者トゥフレ夫人と)
    (写真右:リヨン商工会議所のボールルームの天井壁画。リヨン発展歴史を見事に語っています。ここは欧州最古の証券取引所です。)

     10月27日(月)は、幾つか表敬をこなした後、リヨン経済開発公社のドゥ=シリー総裁、そしてリヨン・オペラ座ドルニィ支配人にお会いして色々とお話を伺うことができました。リヨン開発公社はリヨン商工会議所の内部組織で、リヨン地域への海外投資の促進や、産業政策提言を行っています。リヨンは、欧州最古の金融取引所があり、古くから絹を代表とする織物産業の中心地として栄えました。同総裁の案内で商工会議所内を視察致しましたが、その際ボールルームの天井画について説明を受けました(右上)。お解り辛いかもしれませんが、絵の下方中央にライオンが左向きに座っており、そのライオンは、リヨンの象徴です。ライオンの左に横たわる女性は女性名詞であるソーヌ川(la Saône)を現し、右に横たわる男性は男性名詞のローヌ川(le Rhône)を表します。そのソーヌとローヌが交わるところにリヨンが生まれたということを意味しています。そして、その上に向かい合っている人物の左側は中国人で、右側がリヨン人だそうで、絹の交易は古くシルクロードに遡ります。

     今年、富岡製紙場が世界遺産指定を受けましたが、1872年に官営模範工場として設立した当初の技術指導をしたのはリヨン近郊ボネ絹織物工場の技術者たちでした。近代日本の殖産興業の主要輸出財は絹であり、絹が結んだ日本とリヨンの関係は強靭なものとなり、明治17年(1884年)に在リヨン領事館が開設、昭和9年(1934年)に閉館するまで重要な役割を果たました。そして、2003年1月に在リヨン出張駐在官事務所として、約70年ぶりに日本政府の外交機関が再設置され、2014年8月には名前を在リヨン領事事務所と変え、今日に至ります。

     私ども一同、邦人社会に密着した領事事務所を目指しておりますところ、リヨン近辺にお住まいの方、リヨンを旅行中の方、街中でこの看板をお見かけになったら、どうぞお気軽にお立ち寄りください。外国でひっそりと佇む日本がそこにはございます。

     リヨン管内には、多くの日本企業が存在し、現在140社を超えております。当事務所の重要ミッションのひとつとして、日本企業支援を挙げており、リヨンという経済・産業の中心地と日本がさらに関係を強化していくために、多くの方と意見交換をし、知恵を絞り、具体的な行動を重ねて参ろうと思っております。

     これまで、10月9日(水)にダイキン・ケミカル・フランスを訪問、入江正樹技術部長の御案内で工場を視察し、意見交換をさせていただき、10月21日(火)には、ミヨシ・ヨーロッパを訪問、高橋哲也技術部長の御案内で化粧品の基礎素材の工場を視察しました。同日午後には、住友ケミカルを訪問、藤本光昭企画技術部長他と長時間に亘る意見交換を行いました。

     10月28日(火)には、進出日系企業最大手の一つ東レ・フィルム・ヨーロッパ(TFE)を、松本新吾副社長の御厚意で訪問させていただきました。フランスやヨーロッパ各国で口にする袋菓子の包装袋はここで作られてヨーロッパ中に出荷されています。コンピュータ制御されたヨーロッパ最大と言われる巨大なラインを通ってアルミ蒸着されたビニルが作られていくさまは、モノづくり大国日本の本領発揮ということで、唸る機械に逞しさを感じました。約500名のフランス人が働くこの工場では、日本的な運営管理が実施されており、工場内は整理整頓いわゆる5Sが徹底されています。それだからこそ、ミクロン単位の作業が可能になるわけで、140年経って今度は日本の技術がフランスで開花したのだなと思い、日仏交流の深さを実感することができました。

    (写真左:東レの皆様と御一緒に記念写真を撮らせていただきました。左端が松本副社長、中央が寺本正行副社長です。)

     

  • リヨン領事事務所活動報告(平成26年10月15日号【第2号】)

     

     在リヨン事務所長の小林龍一郎です。お陰様で着任して1箇月が経過致しました。海外転勤が多い外務省の職員の間では、新しい土地に自分が馴染んでいく節目を「3日-3週間-3箇月」と言うことが良くあります。 私の場合も同様に、3週間目を超えた当たりでちょうど新居も整い、朝食を取りながら窓の外の景色を眺める余裕が出てきました。私にとって3箇月目はちょうど年の瀬に当たる頃でしょうか、何を思って今年を終えることになるか、後悔のないように今この瞬間を粗末にせず、日々職務に専念したいと思っています。

     順調に日程をこなし、在留邦人の皆様や地方自治体の関係者への御挨拶や集会や文化行事での突然のスピーチ依頼にもかなり慣れて参りました。フランス語は使っているうちに思い出すもので、万事、場数がものを言うものだと最近つとに感じております。 今でも時々見る悪夢がございます。約二十年前、在外語学研修をリヨンで行った頃の話です。生まれて初めて単身放り込まれたフランス人の夕食会で、完全なアウェイの中、話題が何なのかさえ理解できず、話に割り込む語学力も勇気もなく、ひたすらパンをちぎって丸めていました。 そしてその夕食会では、最後までパンの形が変わることはあっても、テーブル・ランゲージがフランス語以外の言語に変わることはありませんでした。社交とは実に厳しい世界です。あの恥ずかしい思いを二度と繰り返したくないという気持ちが、それ以後の語学の励みの原動力になったようです。

     10月7日(火)茶人森宗勇先生がリヨンを訪問され、リヨン第三大学で茶道についての講演及びデモンストレーションを、渡辺園子さんを始めとするリヨン日本人会の協力を得て開催、大盛況に終わりました。リヨン第3大学には日本語学科があり、多くの生徒に集まっていただきました。講義に耳を傾ける学生の真剣な眼差しが印象に残りました。学生に話を聞くと、茶道と禅の密接不可分な関係を理解した上で、その精神性、哲学的側面に関心が集中しており、フランスの日本文化への理解の深さは計り知れないと強く感動しました。

     森先生がお茶を点てる時には、文字通り全員が息を殺し巨大な静寂が訪れます。私は、ここが100名を超える生徒が集う大教室ではなく、日本の茶室にでもいるかのような錯覚を感じました。私からは、日本の文化ともいえる「おもてなしの心」は、茶の湯の精神でもある「一期一会」から来ているということを学生に説明しました。

     10月11日(土)には、在リヨン日本人会総会が開かれ、出席して参りました。リヨン領事事務所所管地域の在留邦人数は平成26年度統計で3100名を超えており、その多くがリヨン市周辺に在住しておられます。 縁あってここリヨンで一緒に暮らす日本人同胞の皆様が豊かで安全な暮らしを送られますように、在リヨン領事事務所は一生懸命お役に立ちたいと思っています。最近の傾向としては、日仏のカップルがとても多いということです。 フランス社会に飛び込み大和撫子として奮闘しておられる日本人女性、あるいはフランス人の奥様と一緒に幸せを掴もうと頑張っておられる方々、そして可愛らしい子供たち、彼らを見ていると、日本とフランス両国の友好の結晶を目の当たりにしているような気がいたします。 日本人がフランス社会で生きていくには、当然数々の御苦労がおありと想像しますが、どうか末永くお幸せをと願う気持ちでいっぱいになります。

     10月14日(火)は、御招待を受け、リヨンから南方約30キロ、ローマ遺跡で有名なヴィエンヌ市にある「サン・シャルル学園」を訪問致しました。ここは、幼稚園から高校以降の高等教育機関までの私立校です。 日本語のクラスに参加させていただき、一緒に勉強をさせてもらいました。親睦会では次々と生徒さんが話しかけてきて、質問攻めにあいました。

     日本語は確かに難しい言葉ですが、メリットはたくさんあります。日本ほど外国の図書を翻訳している国はないし、マンガだって原文で読める、マンガは80年以上前からあって一生かけても全部読めない、そして何よりも、「大和の言葉の美しさが日本の文化そのものである」こと、表意言語の特徴等々説明しました。なぜ日本語を学んだのか逆に質問しましたら、一人の中学生から三島由紀夫の『潮騒』を読んで感動したからと答えられ、これにはうなりました。

     1箇月の間、ひたすら感じたことは、フランスにおける衰えることのない日本ブームであり、4年前と比較しても、日本愛好家がどんどん増えているということです。どうしても日本に行ってみたい、という気持ちで日本語を習い始める子供たちは多いです。そういう外国人を受け入れる日本が、いつまでも優しく親切で魅力に溢れた国であり続けてほしいと心から願いました。

     

  • 在リヨン領事事務所活動報告(平成26年10月1日号)

     

     在リヨン事務所長の小林龍一郎です。9月16日にエチオピアから当地に着任し2週間が経過しました。その間管内の多くの方に御挨拶をさせていただき、またお話を伺うことができました。これからも自分の役割と立場をわきまえて、誠心誠意任務を全うしようと思っております。また所員一同力を合わせ、皆様のお近くでお役に立てる在リヨン領事事務所を目指しますので、どうかよろしくお願い致します。これから定期的に当事務所の活動の様子をホームページに掲載させていただきます。皆様からの御意見等ございましたらお気軽に御連絡下さい。

     さて、第一回の今回は、9月30日に行ったグルノーブル出張を御報告致します。グルノーブル市は、昨年11月につくば市と姉妹都市協定を締結、リヨン事務所管内では4件目の日仏姉妹都市となりました。グルノーブル市とつくば市は、科学技術・最先端技術の開発研究について、世界に知られた学術都市です。29日から、グルノーブル市MINATECにおいて、第3回科学技術都市ハイレベルフォーラム(GIANT)が開催され、つくば市からは市原市長を代表団長として、産業技術研究所中鉢理事長、物質・材料研究機構潮田理事長、筑波大学吉川副学長が参加され、両市の協力関係が更に強化されました。

     専門家のお話を伺い、科学技術の最先端を行く国は、依然として日本であり、フランスであることが再確認され、「タッグを組める相手は貴国(日本)だけ」という言葉に、わが国がもの造り大国として、堂々と胸を張っていけるという確信と自信が漲り、それを支える研究者の方に感謝の気持ちが強く芽生えました。経済規模では日本は第3位になったのは事実ですが、わが国が、経済力を支える深い部分で一歩も譲らぬタフさを持っていることに、一人の日本人として誇りを感じました。今回植樹をしたつくば市の木であるけやきの木が、太く大きく成長していくように、日本とフランスの絆と協力関係がより一層強くなることを願い、我々もその努力を続けていきたいと思います。

    左の写真右から、MINATECジャン=シャルル・ジルベール所長、私、つくば市市原健一市長、産業技術研究所中鉢良治理事長、同岡谷重雄審議役。岡谷審議役は、20年前、私が外務省国際科学協力室の研修生時代に、科学技術庁の幹部として御活躍、当時大変よく指導していただきました。今回19年振りにお目にかかることになりました。
    右の写真は、左から市原つくば市長、エリック・ピオレ・グルノーブル市長、私。

     グルノーブル出張の機会を利用して、フランスを代表する映画研究所のひとつ、グルノーブル・シネマテークを訪問、ギヨーム・ポレ館長と日本映画祭の実現に向けて意見交換をしました。館長のお話では、日本映画は、黒澤、小津、溝口から最新のアニメまで、あらゆるジャンルで各層から広い支持を得ており、フィルムを通して日本人の思考や文化、生活習慣にまで関心が及んでいるとのこと。日仏文化交流の手段として映画を使わない手はないと強く確信しました。

     続いて、リズ・デュマジ・グルノーブル第三大学学長を表敬させていただきました(写真左)。グルノーブル第三大学では、東先生、竹内先生による日本語講座が開設されており、日本語は、他のアジア言語と比較しても第3外国語として学生の間で大変な人気とのこと。日本語を学ぶことで、言葉に内在する哲学、歴史、文化を知ることになり、知日家、日本ファンを育てることに繋がります。日本語は高いサラリーを得るために習得する言語ではなく、文化的に豊かに生きていくために日本語を学習する学生がいる、というお話には納得しました。グルノーブル第三大学の日本語講座では、筑波大学から留学されている学生の皆さんがお手伝いをされており(写真右)、元気で明るいお姿がとても印象的でした。

     

  • 神戸市主催企業誘致セミナーへの参加

     

    9月5日、久元喜造市長を始めとする神戸市の代表団がリヨンを訪問し、リヨン商工会議所において神戸市主催の企業誘致セミナーが開かれ、中谷副領事が当事務所を代表し参加しました。

    神戸市では、ポートアイランドにおいて先端医療技術の研究開発拠点を整備し、産学官連携により、21世紀の成長産業である医療関連産業の集積を図る「神戸医療産業都市」が推進されているため、当地の仏企業関係者に対し、久元市長から神戸市への企業誘致について具体的なプレゼンテーションが行われました

    (写真:久元喜造神戸市長(左)と中谷副領事(右)、セミナーの様子)

     

  • カンソン・モンゴルフィエ紙歴史博物館・合谷哲哉氏折紙作品展オープニングセレモニー

     

    9月15日、中谷副領事は、アルデッシュ県ダヴェジューDavezieux市にあるカンソン・モンゴルフィエ紙歴史博物館にてこの日より開催が始まった折紙創作家合谷哲哉氏の折紙作品展オープニングセレモニーに出席しました。

    カンソン・モンゴルフィエ紙歴史博物館は、熱気球を発明したモンゴルフィエ兄弟の生家を改造して作られた博物館ですが、もともと16世紀から続く製紙業者に生まれたモンゴルフィエ兄弟と、現在フランスを代表する製紙メーカー・カンソン社との密接な繋がりを語り継ぐ歴史的価値の高い場所でもあります。

    同作品展では、合谷氏の折紙創作活動を通じて、 日仏の紙文化への理解と両国の友好となるよう、会場であるモンゴルフィエ家を創業とし世界にその名を知られるフランス・カンソン紙(アノネー 市)、合谷氏の居住地でもあるオーヴェルニュ州に中世から伝わるムーラン・リシャール・ドゥ・バの伝統手漉き紙(アンベール市、フランス無 形文化財指定)、世界一薄い和紙として知られる土佐典具帖紙(高知県いの町、日本重要無形文化財指定)などの日仏の多様な紙を用いて創作され た合谷氏オリジナルの折り紙コンプレックス作品が展開図と創作の過程とともに展示されています。

    同展示会は、今年11月22日まで開催されています。

    展示会の情報はこちらをご覧ください。http://musee-papeteries-canson-montgolfier.fr/Exposition-temporaire.html

    (写真:カンソンの紙で折られた創作作品群の前で。左から、中谷副領事、カンソン・モンゴルフィエ紙博物館マリー=エレーヌ・レイノーMarie-Helene REYNAUD館長、アラン・ザムAlain ZAHM市長、シモン・プルネSimon Plenetアルデッシュ県議会副議長、折り紙創作家合谷哲哉氏、合谷氏夫人でオーヴェルニュ日仏協会JANA会長の麻容子氏)

     

    (写真:カンソン・モンゴルフィエ紙博物館アトリエにて、紙漉きの体験をする中谷副領事)

     

  • イベント「リヨンで短歌を」

     

    9月13日、当事務所は、リヨン日本人会との共催で、リヨン第三大学等の協力を得て、リヨン第三大学において「リヨンで短歌を」という催しを開催しました。

    この催しは、2012年5月に佐佐木幸綱文化交流使がリヨンで行った交流活動(こちらをご参照ください http://www.lyon.fr.emb-japan.go.jp/jp/kouhoubunka.html#sasaki)がきっかけで誕生したリヨン日本人会短歌クラブが積極的に活動した結果開催される、昨年に引き続き第2回目のイベントで、俳句とともに日本の代表的伝統文学として海外における短歌の知名度を高めるべく、紹介・普及を目的としたものです。

     

    (フランス語アトリエでの大野教授(一番左)とシモン氏(一番右))

     

    (写真右より:講演中の大野教授と通訳)

     

    今回の催しでは、日本から来訪した大野道夫大正大学教授による日本文化に関する社会学的講演(若者文化としての短詩型文学に関する講演)、フランス人短歌研究者による短歌のアトリエと日本文化に関する講演、カナダから来訪した短歌研究者鵜沢梢氏による英語圏における短歌に関する講演等が行われた後、日本の詩歌と密接なつながりがある日本唱歌のコンサートが行われました。また、昨年に引き続き、「一般日本語部門」「一般仏語部門」の短歌コンクールも実施され、コンクールにはフランス内外から、日仏100首を超える歌の応募がありました。

    昨年の第一回イベント以降、仏語圏諸国における短歌・俳句グループ間の交流は地味ながらも着実に活性化してきており、今後、短歌がフランス、欧州、ひいては世界中に普及していくことが期待されます。

    以下、短歌コンクール(題詠:朝)で最優秀賞を受賞した作品をご紹介いたします。

     

    《 仏語部門 》

    Petit matin rose -

    traçant de nouveaux kanji

    les avions de ligne

    réinventer ses lectures

    dans la lumière du ciel

    (Martine Gonfalone-Modigliani (Barjols, France))

     

    《 日本語部門 》

    舌先でみがき残した歯をなぞる通い慣れたる二車線の道

    (中谷真 (リヨン))

     

    (写真右から、大野道夫教授とコンクール日本語部門最優秀賞を受賞した中谷副領事)

     

     

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